パナソニック　ミャンマーの無電化村に太陽光独立電源パッケージを納入

パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は、2016年9月23日、ミャンマー連邦共和国マグウェイ管区の無電化村のインマジャウン村に、太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライステーション」を納入したと発表した。

このプロジェクトは、タイ王国・MFL財団の「SUSTAINABLE ALTERNATIVE LIVELIHOOD DEVELOPMENT PROJECT(地域における継続可能な生活力向上プロジェクト)」に同製品が採用され、三井物産株式会社が財団に拠出した寄付金から実施されたもの。

ミャンマーは無電化率が約68％とASEAN諸国では最低水準で、貧困率も約37％以上とされる。農村・山間地域のインマジャウン村は約140戸の集落で、無電化の他、衛生や医療、教育にも課題をもつ。コブラなど複数種の毒ヘビが生息し、夜間の明かりのない場所は危険であった。

「パワーサプライステーション」は、太陽電池パネルや蓄電池を活用した太陽光独立電源パッケージで、無電化地域向けに開発された。

限られたスペースで効率的に発電する太陽電池モジュールHIT12枚を搭載して約3kWを発電し、24台の蓄電池(約17kWh)が電力を供給する。組み立てや移設・増設が簡単で、残量に合わせた需給コントロールで鉛蓄電池の劣化を抑制する。

同村は街路灯の設置で夜間に歩行ができ、村の集会場に冷蔵庫を設置して毒ヘビ用の血清を保冷管理することを実現した。電力を効率的に活用するため、街路灯にはLED電球と入切を制御するタイムスイッチを用いている。


（画像はプレスリリースより）




パナソニック株式会社 エコソリューションズ社　プレスリリース
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