Honda　「70MPa　スマート水素ステーション」の実証実験を開始

本田技研工業株式会社(以下、Honda)は、充填圧力70MPa(メガパスカル)の高圧水電解型水素製造ステーションの実証実験を開始したと発表した。

これは環境省が推進する「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」において実施するもので、太陽光エネルギー由来の水素を製造する小型水素ステーションの運用効果を検証する。

Hondaが東京都江東区に設置した「70Mpaスマート水素ステーション(以下、70MPa SHS)」は、本体の床面積が約6平方メートルに収められた小型サイズ。充填圧力35MPaスマート水素ステーションの従来型よりひとまわり小さい。

高圧水電解型水素製造ステーションでは世界初となる充填圧力70MPaは、燃料電池自動車「CLARITY　FUEL　CELL(クラリティ　フューエル　セル)」が約750kmを走行できる水素量を1回の充填で行う。

また、Honda独自技術の高圧水電解システムを用いることで、圧縮機を使用しないで製造圧力77MPaの水素を24時間で最大2.5kgまで製造可能となり、製造された水素を約18kg貯蔵できる。

実証実験では、70MPa SHS、「クラリティ　フューエル　セル」、可搬型外部給電器「Power　Exporter 9000」を運用し、都市環境下でのCO2削減効果や移動可能な緊急時の発電設備としての実用性を実証する。

（画像はプレスリリースより）




本田技研工業株式会社　ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2016/c161024.html