NEDOとカリフォルニア州が合意
日産自動車株式会社(以下、日産)と兼松株式会社(以下、兼松)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「米国カリフォルニア州の北部都市圏におけるEVの行動範囲拡大実証」の実証サイトを2016年11月15日に始動した。
NEDOが2015年9月に米国カリフォルニア州の経済促進知事室(GO-Biz)と基本協定に合意し、同州北部20か所以上で急速充電器を最大50基まで整備する実証事業を2020年9月を期限として実施する。
急速充電器を設置
実証事業はEVの行動範囲を都市間移動へと拡大することを目指すもので、急速充電器の整備、EVドライバーへのリアルタイム情報サービスの提供を行い、EVの行動パターンデータの集積や調査・分析・研究を通じたEVの普及と利用拡大モデルの確立を図る。
カリフォルニア州は全米で自家用EVの販売台数が最多の州で、州内で自動車を販売する自動車メーカーに一定比率のEVやプラグインハイブリッド車の販売を義務付ける規制の他、優先レーンの通行許可を与えるEVへの優遇措置などに取り組んでいる。
今回、カリフォルニア州政府、米国充電インフラ事業者eVgoの協力の下、サンフランシスコ広域都市圏や州都サクラメント、近隣観光地を結ぶ幹線道路沿いに急速充電器を設置する。さらに、EVユーザーを誘導する情報サービスシステムの構築がEVの行動範囲拡大に及ぼす有効性を実証する。
(画像はプレスリリースより)
日産自動車株式会社、兼松株式会社 ニュースリリース
http://www.kanematsu.co.jp/