環境・グリーンエネルギー分野で協力
Hitz日立造船株式会社は、ラオス人民民主共和国のエネルギー鉱業省(以下、MEM)と環境・グリーンエネルギー分野での協力を目指して、2016年12月9日、環境・グリーンエネルギー開発および事業化に関する包括連携協力協定を締結した。
ラオスでは鉱業、製造業、サービス業などを中心に経済成長率が著しい。豊富な水資源を有する同国では水力発電による電力が充実しているが、新たなエネルギー源の開発や電力の有効活用を検討する機運も高まっている。
現実的ニーズに即して提案
同社は、ラオスの環境・エネルギー分野の発展に寄与する目的で、MEMと連携・協力して同国のエネルギー政策に基づくニーズに適応するグリーンエネルギー事業について検討を進める。事業としては、環境調和型のエネルギー源(グリーンエネルギー)の開発、関連施設の導入、グリーンエネルギーの普及に向けたプロジェクトが挙げられる。
同社はこれまでに培ってきた技術や知見を活用し、水力発電由来の電力を用いたPower to Gasや有機性廃棄物をエネルギーに転換するメタン発酵、焼却発電による廃棄物処理、農業生産物を活用したバイオ燃料製造などを提案し、ラオスの現実的なニーズに即した内容を取り上げていく。
締結に伴い、来日したMEMやラオス・天然資源環境省(以下、MONRE)、ラオス電力公社の関係団体が柏工場や納入施設など同社の環境・グリーンエネルギー関連施設を視察した。同社は、同国での環境・グリーンエネルギー関連事業の機会創出を図るため、MEMやMONREが環境・グリーンエネルギー事業に対し知見を醸成することを重視している。
(画像はプレスリリースより)
Hitz日立造船株式会社 ニュースリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/release/2016/12/002446.html