3社で設立
株式会社神鋼環境ソリューション、神鋼環境メンテナンス株式会社、株式会社 IHI環境エンジニアリングの3社は、兵庫県東播磨地区2市2町(高砂市、加古川市、稲美町、播磨町)から排出される可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみを処理する「東播臨海広域市町村圏における広域ごみ処理施設整備・運営事業」の契約を兵庫県高砂市と締結したことを2017年1月5日に発表した。
この事業では、株式会社 IHI 環境エンジニアリングの「回転ストーカ式焼却炉」を採用し、株式会社神鋼環境ソリューションが施設の設計・施工を担当する。運営・維持管理業務は3社で構成する特別目的会社が20年間行う。
回転ストーカ式焼却炉の特長
回転ストーカ式焼却炉は、円筒形の火格子がボイラ水管壁で構成され、その全面が腐食域を避けた一定温度となり、腐食を防止する。回転は1時間に1回程度と遅く、ごみで摩耗しないため耐久性に優れている。
ボイラ水管構造により高質ごみの焼却では火格子を保護し、低質ごみの焼却ではごみを予熱・乾燥するなど、幅広いごみ質に対応する。
さらに、火格子冷却用空気を不要とするため燃焼空気が抑制され、燃焼効率はごみの立体攪拌効果で高くなる。この低空気比燃焼と炉本体のボイラにより高い廃熱回収性能と発電効率を実現する。可燃ごみ処理施設は日に429トン、不燃・粗大ごみ処理施設は日に34トンの処理能力を持つ。
(画像はプレスリリースより)
株式会社神鋼環境ソリューション、神鋼環境メンテナンス株式会社、株式会社 IHI環境エンジニアリング プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/