太陽光発電の出力変動緩和が可能な低コスト蓄電池システムを開発

株式会社大林組は、2016年12月26日、三菱電機株式会社、株式会社GSユアサと組成した共同開発チームで検討を重ね、太陽光発電の出力変動緩和を目的とした低コスト蓄電池システムを開発したと発表した。

太陽光発電や風力発電では、日射や気温、風速などの自然条件で急激な出力変動が生じ、電力系統の電圧、周波数に影響する恐れがある。太陽光発電と風力発電の電力系統への接続量が限度に達している北海道の場合、蓄電池システムを併設した出力変動緩和の対策を講じることが求められていた。

共同開発チームは太陽光発電所の出力変動データを用いて検討し、蓄電池用パワーコンディショナ、蓄電池の容量などの設備容量を最適化した。その結果、設置コストと固定買取価格制度(FIT)の期間終了までの運用コストを抑えた低コスト蓄電池システムが実現した。

同システムは北海道電力の技術要件に適合することが確認されたため、釧路町有地の太陽光発電所(以下 釧路メガソーラー)に設置し、2017年4月に運転を開始する予定である。

（画像はプレスリリースより）




株式会社大林組　プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/20161226_1