家庭のエネルギー消費量を「見える化」でサポート
東京ガスは14日、家庭での電気・ガス・お湯使用によるエネルギー消費量を「見える化」することで、データの分析から省エネアドバイスをするほか、自宅内で多機能端末を利用したガス機器の操作も可能にするサービスの試行を開始すると発表した。
ホーム・エネルギー・マネジメントシステム(HEMS)の導入にて実証を行うもので、先ずは新築と既築の集合住宅約600戸を対象に、今年度から順次開始するという。
サービスの内容は、エネルギー消費量の見える化として、ガス・電気・お湯の消費量を多機能端末と専用ウェブサイトで表示、現在のエネルギー消費量、時間・日・月ごとのエネルギー消費量が表示できる。また、現時点のエネルギー消費量を視覚的にわかりやすく常時表示する「エネルギー表示機」を新たに開発し、リビングルーム等の目に留まりやすい場所に設置する。
実績推移や他世帯との比較・アドバイスを見易く提供
さらに、自宅のエネルギー消費量と家族人数が同じ世帯の平均値との比較等、収集したデータを分析し、多機能端末と専用ウェブサイトで各家庭に情報提供する。また、エネルギー消費量に基づいた省エネアドバイスを、週1回程度で多機能端末(iPad使用)と専用ウェブサイトに届ける予定という。
そしてまた、多機能端末により風呂や床暖房等のオン・オフ、温度設定、タイマー設定等も行えるほか、トップ画面に天気予報を表示して、ユーザーが多機能端末を見る機会を増やす工夫もする。ただしサービス提供は実証期間中のみとなる。
同社では、どんな情報がユーザーからよく見られるのか、省エネ行動に影響を与えるのか等を確認し、どんな情報提供が省エネの推進に有効なのかを分析、またガスやガス機器のエネルギー使用に関するデータの出力方式の仕様等についても分析することが、この実証の目的としている。
発表記事
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20111014-01.html東京ガス(株)
http://www.tokyo-gas.co.jp/index.html