ルーヴル美術館のあかりが東芝のLEDに
東芝はパリにあるルーヴル美術館の従来のキセノン照明などから、LEDライトに交換する照明改修プロジェクトに取り組んでいる。
このプロジェクトはメインのピラミッド、それを囲む3つのピラミディオン、ナポレオン広場、クール・カレ(中庭)の照明を交換し、2013年の完成を目標としている。
今月初めにパリで点灯記念式典を開催
今月6日にルーヴル美術館において、東芝の社長、佐々木則夫氏とルーヴル美術館館長のアンリ・ロワレット氏によって、照明のスイッチが入れられた。
ピラミッドを照らすLEDはIP65規格をクリアし、防水設計が施されている。このLEDの色温度は2700K(ケルビン)で、日本の電球色とほぼ同じである。フランスではオレンジ色系の電球色がよく使われているが、ロワレット館長が日本の照明文化を取り入れたいとのことで今回に至った。
何度も試作を重ねた努力の結晶実る
東芝は今回LED照明へ交換するにあたり、何度も試作を重ねた。フランスの歴史的建造局やルーヴル美術館の要求にも応えなければならなかった。
東芝は4500ものキセノン照明をおよそ3200のLED照明に交換し、従来の電力量の73%に抑え、環境負荷を低減する。
東芝
http://www.toshiba.co.jp/lighting/jp/project/louvre.htm