2012年にはじまる海洋エネルギー発電
フランス北西部、ブルターニュ地方のブレア沖に、海水の流れの力を利用し発電させる「海流発電」が2012年、稼働開始する。
EDF(フランス電力公社)によると、10月、ブレア沖の海底30メートルに850トン、16立方メートルの海流発電機1台を設置試験した。その際、3本の特殊ロープを用い、40分かけて設置した。12月、この設置した海流発電機を電線とつなぐため引き揚げる。2012年夏、海底へ再設置し、発電試験する。2012年冬、新たに海流発電機3台を同じ、ブレア沖に設置する予定だ。
2011年10月に行われた海流発電設置セレモニーでは、EDF海流発電設置関係者とともに、多くのブレア市民も参加、海流発電に対して好意的な態度を示した。
海流発電とは
海中にタービンを設置し、海流という一定の海水の流れでタービンを回転させ、電気に変換、発電させる方式。
編集部 殿塚
EDF
Les hydroliennesLe Telegramme
Hydrolienne Baptisée hier immergée aujourd'hui