EUに続け
EUではすでに義務化され、日本でも最近取り組みがスタートした「エネルギーパス制度」。これは簡単に言うと「家の燃費」を数値化し表示する制度で、これにより建物の面積(1km2)あたり何 kWhのエネルギーが必要なのかを知ることができる。
例えば
30kW時/m2の燃費性能をもつ床面積100m2の家の場合、一年間で必要な冷暖房エネルギーは3000kW時。この家のエネルギーを全て灯油で賄う場合は一年間で300Lの灯油が必要(10kW時の電気は1Lの灯油と同じエネルギー)
となる。
ドイツのエネルギーパス制度
省エネへの取りくみに積極的なEUの中でも特にエネルギー問題を重要視しているドイツでは、家の賃貸、売却時においてこのエネルギーパスの提示が義務化され、建物のランク付けの資料として使われている。
またエネルギーパスは、建物のリフォームの必要性を見いだす手がかりとしても活用されている。
日本エネルギーパス協会は、この制度により人々に住宅のエネルギー消費量の削減に関心を持ってもらうと同時に、実際の賃貸、売却契約の際の主要な選択条件の1つとして、エネルギー性を考慮してもらうことを目的として「エネルギーパス制度」を開発。
家選びも車選びと同じように「燃費」が選択時の重要ポイントとなる日が近いかもしれない。
社団法人 日本エネルギーパス協会
http://energy-pass.jp/MY LOHAS
http://www.mylohas.net/lohasnews/2012/01/post-322.php