JAPAN,PRIZE
第28回日本国際賞「環境、エネルギー、社会基盤」分野の受賞者がインターメタリックス株式会社(京都市西京区)代表取締役社長佐川眞人(さがわまさと)博士に決定したと公益財団法人・国際科学技術財団が発表した。「健康、医療技術」分野は海外の研究者となった。
国際科学技術財団は、1982年11月1日「日本国際賞(JAPAN PRIZE)」による顕彰事業を行うために「日本国際賞準備財団」として発足。これは故松下幸之助氏(パナソニック株式会社創業者)が時の内閣の意向に寄付で答えて実現した。その後「財団法人 国際科学技術財団」と名称を変更し、1985年4月に第一回の「日本国際賞授賞式」を開催した。2010年10月1日に公益財団法人に移行し財団名称を「公益財団法人 国際科学技術財団に変更した。
(画像は公益財団法人・国際科学技術財団トップページ)
期待される省エネ効果
佐川博士は新しい永久磁石材料の研究に取り組み、1982年に従来の磁石の約2倍の最大エネルギー積が得られるNd-Fe-Bの組成を発見。その後改良を重ねて、ネオジム磁石を広く利用できる工業材料として完成させました。世界最強の磁石と考えられるネオジム磁石を使ったモーターは小型軽量で高い効率性が得られることから、コンピュータ用ハードディスクからエアコン、冷蔵庫、工作機械、建設用重機にいたるまで幅広く使われています。
(公益財団法人、国際科学技術財団より引用)
国内の電力需要の57%(2005年)はモーターが占めていることから大幅な節電が期待される。
公益財団法人、国際科学技術財団
http://www.japanprize.jp/foundation.htmlhttp://www.japanprize.jp/press_release2012.html