できるだけ木材を燃やさないよう環境に配慮
ルワンダの14か所の刑務所で、人間の排せつ物と家畜の排せつ物によって、電気料金を75%節約することに成功した。
(バイオガスバーナーイメージ Photo:Construction of biogas reactors for wastewater treatment in prison by
CITT, Sustainable sanitation)
刑務所内で廃棄される排せつ物を収集し、家畜の排せつ物と混ぜ合わせ、バイオガスを作るバイオガスバーナーが、ルワンダ、14か所の刑務所に設置されている。
その内の1つ、ルワンダ東部のンシンダ刑務所には、8,000人の囚人が収容されており、24個のトイレから排せつ物を収集している。この排せつ物を、牛の排せつ物と混ぜ、囚人の手によって消化槽へ運び込み、そこでガスを生成する。
こうした刑務所内で、排せつ物を使い、エネルギーを得る方法は、ルワンダが初めてではないが、ルワンダのケースは、とても効率良く働いており、最高で85%の電気料金を節約することができたという。
ルワンダの刑務所では、バイオガスによるエネルギー以外、現在でも木材を燃やしてエネルギーを得ている。
編集部 殿塚
inhabitat
Rwanda’s Poo-Powered Prisons Are 75% Fueled by Burning Inmates’ Waste
http://inhabitat.com