CO2を排出しないエネルギーでの発電
2012年、ヨーロッパへの輸出用の電力を発電するソーラー発電所の建設がモロッコで予定されている。
CO2を排出しないエネルギーを利用した発電所の建設計画、デゼーテック(Desertec)プロジェクトは、2009年に立ち上がった。北アフリカのサハラ砂漠に降り注ぐ、太陽光で電力を作り出し、地中海のケーブルを通し、ヨーロッパへ送電しようという試みだ。
このプロジェクトの参加企業は、ドイツ銀行(Deutsche Bank)、エーオン(Eon)、ミュンヘン再保険(Munich Re)、シーメンス(Siemens)など多くがドイツの企業だ。
20億ユーロ(約2,000億円)分の電力が、サハラ砂漠から地中海を通り、ヨーロッパの家庭を照らすのは、早くとも2014年。
ソーラー発電所の建設は、モロッコだけでなく、その他の北アフリカの国、アルジェリアやチュニジアでも計画されている。
編集部 殿塚
EU Observer
Sahara wind and sun to power EU homes
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