カーボンフットプリントの70%が電気料金
イギリス北部のヨークシャー州、上下水道事業会社Yorkshire Waterは、エスホルト村と提携して、人間の排せつ物からエネルギーを生成する工場建設を計画している。
このプロジェクトには、数100万ポンド(約1億2,000万円)が費やされている。Yorkshire Waterは、このプロジェクトのため、現在、70万人分の汚水を収集しており、その他に、汚水から洗浄した300リットルの水も同時に収集している。
下水処理場から26,000トンの汚物が排出されており、これらを使ってバイオガスを作り、エネルギーとして利用しようという試みだ。
Yorkshire Waterによると、毎年450万ポンド(約5億4,450万円)の電気料金請求書があり、Yorkshire Waterのカーボンフットプリントは、70%が電気料金だという。今まで土に埋めていた汚物がバイオガスとなり電力を作り出せば、年間130万ポンド(約1億5,700万円)の節約になる。
この人間の排せつ物からエネルギーを生成する工場は、2013年上旬から18か月の建設期間になるという。
編集部 殿塚
Bio Energy News
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