風除室効果でビル内の省エネ効果が向上
森ビル株式会社(東京都港区)は2012年2月23日、5社共同開発を行った新出入口システム「Passmooth(パスムース)」の、帝京大学医学部付属病院(東京都板橋区)での採用を発表した。森ビルの運営物件以外では初の導入となる。
常に一方の扉のみが開き、入扉と出扉が同時に開かない、インターロック制御を搭載した二重自動扉構造により外気流入量を抑えることで、ドラフト現象(吹き抜け現象)を抑制し、空調効率を向上させる新出入口システム。
室内外の気圧の変化や温度差を抑える効果も
また、折戸の軽量化や透過型センサーの採用、可動部に生じる隙間の最小設計など、素早い開閉と子どもにも配慮した安全設計を両立。
帝京大学医学部付属病院では2012年年始から改修工事を行い、2月より運用を開始。今後は今年8月に竣工する再開発事業や、上海の超高層ビル、六本木ヒルズ森タワーの展望台出入口などに設置していく予定。
森ビル共同開発製品が病院で初採用 新出入口システム「Passmooth(パスムース)」 | ニュースリリース
http://www.mori.co.jp/company/press/release/2012/02/20120223153010002364.html