太陽光発電やエネファームなど省エネシステムを導入
JX日鉱日石エネルギー株式会社(東京都千代田区)は2012年3月14日、震災の教訓を踏まえた新しい震災対応SS(サービスステーション)第1号店「Dr.Driveセルフ石巻大街道店」を、宮城県石巻市にオープンした。
同社は以前より、災害による停電に備えた「震災時給油可能SS」を全国展開していたが、東日本大震災では津波による浸水により多くのSSで電気系統が損傷、給油不能に。このことから、より広範な災害リスクに対応する「新・震災対応SS」の実証運用を開始した。
非常用発電機や燃料電池エネファームは2階に設置
浸水対策としてモーター簡易交換方式の計量機を導入し、2階に大型の緊急用発電機を設置することで給油機能の即時復旧を可能とした。さらに、携帯電話用充電器や飲料水および生活用水、一時避難場所として建屋屋上のスペースも確保。
また、太陽光発電システムや燃料電池エネファームの設置やLED照明の導入など、大震災に対応できる地域貢献型の省エネSSを目指す。2013年度までに、太平洋側の12市区で同様のSSを設置し、今後の生活インフラとしてのSSの機能向上を検討していく。
新たな震災対応サービスステーションの実証展開を開始 | 2012年度 | ニュースリリース | JX日鉱日石エネルギー
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2011/20120314_01_1016062.html