中小企業の節電協力に割引で応える
東京電力が、平成24年今夏の中小企業などの節電協力に対し、電気料金の割引で応える「サマーアシストプラン」を発表した。4月から企業向け電気料金の値上げが実施されるが、この活用により、値上げ分の緩和と省エネを実現してほしい。
今回の料金メニューは契約電力が500kW未満で最大需要電力に基づき、契約電力を決定している、主に中小企業や中規模工場、スーパーなどを中心とした顧客が対象だ。メニューには「
デマンドダイエットプラン」「
サマーホリデープラン」「
ウィークリープラン」の3つのプランが用意されている。
節電&賢く申し込み手続きを
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デマンドダイエットプラン」は、2012年7月分~9月分の隔月の最大需要電力が契約電力を下回っていた場合、下回った分の電力に応じ、電気料金を割り引くサービスだ。節電の工夫を行うことで、契約電力を減少させるとともに、基本料金自体も低額化できる。このプランは申し込み不要で、自動的に対象となるすべての顧客に適用されるという。
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サマーホリデープラン」は、夏季、土日祝日の休業日を平日に変更するなどして、平日に新たな休業日を計画的に設定する場合に、休業による電力削減について料金を割り引くものだ。こちらは申し込み手続きが必要となる。7月12日~9月5日(土日祝日およびお盆の8月13日~17日は除く)の期間、1日単位で休業設定日を選択して利用できる。
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ウィークリープラン」は、電気の仕様がピークをむかえる夏季の平日13時~16時に、週単位でより一定規模以上の電力の削減が可能な場合、その実績(kW)に応じて料金を割引とするもの。事前に東京電力から知らされる7月1日~9月30日のあいだの対象となる週の平日、3時間以上の継続削減が達成されれば、割引になる。こちらも事前の申し込み手続きが必要なので、可能と思われる場合は、申し込んでおきたい。
このプランを活用した料金試算や節電方法の紹介もホームページを通じて行っているので、一度チェックしてみてほしい。
東京電力 サマーアシストプラン
http://www.tepco.co.jp/e-rates/corporate/charge/sap/index-j.html