市環境保護局が125ドルのキャッシュバック
ニューヨーク市の環境保護局(Department of Environmental Protection)は、1回の水洗で使用する水が1.28ガロン(約4.7リットル)以下の節水タイプのトイレ購入者に、キャッシュバックを行う準備を進めている。
このキャンペーンは2013年より実施され、節水トイレ一つにつき、125ドルが返金される予定。
3%減でばく大な節水効果
ニューヨーク市民が、この節水トイレに交換すると、市全体では1日3%の節水ができる。たかが3%といえども、1日1億ガロン(約37億リットル)のうちの水道使用量の3000万ガロン(約1.1億リットル)を節約できる計算。もちろん購入者はキャッシュバックだけでなく、自身の月々の水道料金も少なくて済む。
80年代前につくられたトイレは、1回の水洗で5ガロン(約19リットル)以上の水を使用し、効率が悪い。環境保護局は、このキャッシュバックで、80万ものトイレが新しい節水タイプのものに、取り換えられるのではと予想している。
ニューヨーク市は過去にも実施
同市は今回が初めてではなく、1994年にも同様のキャッシュバックが3年間行われ、1300万の古いトイレが交換された。
また同市議会では2年以上かけて、全ての新しいビルに、効率のよい水洗トイレの設置を、義務付ける法案を通過させた実績も持つ。
ニューヨーク市環境保護局
http://www.nyc.gov/html/dep/html/press_releases/12-19pr.shtml