卓越した技術力が日本を救う!?
16日、東芝がレアアース(希土類)を使用しない強力な磁石を開発したことを発表した。レアアースは価格の高騰や、主要産出国である中国の輸出規制により入手が難しくなっている。
電車やハイブリッド自動車などを動かすモーター用としては、ジスプロシウムというレアアースを使用する「ネオジム磁石」が必要であったが、東芝は別の種類の磁石に独自の技術を施し、ネオジム磁石と同等以上の磁力を持たせることに成功。この「高鉄濃度サマリウムコバルト磁石」は2012年度末の市場投入を目指す。
脱中国に向けての新展開となるか
1970年代前半に、サマリウムコバルト磁石は開発されていたが、サマリウムは産出量が少ない希土類元素であり、またコバルトも産地が局在しているという難点があり、1982年に住友特殊金属によってネオジム磁石が発明された。
ネオジム磁石を自動車の駆動モーターや産業用のモーターに使用するには、耐熱性をもたせるために、ジスプロシウムを混合させる必要があるが、ジスプロシウム鉱山のほとんどが中国にあることで、中国による輸出規制と価格高騰によって今後の供給不足が懸念されていた。
2010年9月、尖閣諸島付近での中国漁船を拿捕した時も、中国と日本の関係は悪化し、中国全域で反日デモが起こり、中国当局はデモを積極的には止めなかったばかりか日本に対するレアアースの輸出停止カードまで取り出して圧力を加えた。
この手の技術で珍しく実用化の目処立ってるな がんばれ
市場投入が早いのがいいね、これは評価したい
いいねぇー。中国の影響を排除できるな。
はやくスパイ防止法を、泥棒がこっち見てる。
やる気になればなんでもできるんだなー、日本は
これで光磁気ディスクもジスプロシウムも使わなくて良くなれば、中国の戦略物質もただの泥だな。
久々に明るい新技術のニュースにネット上の掲示板も盛り上がりを見せている。このような状況も踏まえ、東芝のサマリウムコバルト磁石の流通が大きな突破口となることを願いたい。
東芝
http://www.toshiba.co.jp/