何……この研究凄すぎる!
Twitterにて、第48回静岡県学生科学省・県科学教育振興委員会賞に選ばれたエコな自由研究、「ナメクジに立入禁止を知らせる研究」が「すごすぎる!」と話題になったいる。
平成16年度夏休み自由研究としてネット上に公開された「ナメクジに立入禁止を知らせる研究」は、当時、静岡市立田町小学校の6年生だった長田頼河さんによって発表されたものだ。
By seenthroughmylenseこれからの日本は大丈夫そう。感動の声も
小学校3年、4年とナメクジの研究をしてきたという長田さん。その結果をホームページに公開すると多くの人からメールによる感想などが寄せられ、その中には、花を大切に思っている人から見ればナメクジはただの害虫だという意見もあったため、この研究題材を思いついたという。
素晴らしい研究の表舞台、裏で泣く家人がいるとかいないとか。(いや素晴らしいのよ、これ。オススメ)
これ、構成や実験内容もさることながら、「7.今後の課題と感想」「8.最後に」がすごい。言葉使いがシンプルな分、かなり考えさせられるわ。
何か、とっても安心した。日本大丈夫じゃん。
面白い~!まとめには感動した!
発想力・文章力もさることながら、構成を作って最後まで論理立てて書いているのがすごい。時々入る絵も憎いくらい上手い。
すげーいい自由研究見つけた。「実験の後、ナメクジに協力してくれたお礼のビールをあげてからナメクジを元々いた鉢の裏にかえした」あたりが特に良い。
と、彼の実験を見た人たちは大感激、twitter上で拡散し感動を共有している。研究結果のまとめには、感動的な一文が……
ぼくは小3の時からナメクジを通して色々考えてきて、人間が身勝手に自然を変えてしまっていることがあまりにも多すぎるのではないかと気付いた。自然のままの状態なら、ある場所に1つの花や野菜が固まってあることは少ないし、そういう形に人間が自然をかえてしまった事がかえってその花や野菜の天敵の虫などを増やすことになってしまったのではないかとぼくは思った。去年の自由研究をした時にアドバイスをして下さった大学の先生が、「人間は環境を変える事によってのみ進化してきた。」と教えて下さったが、地球の未来を考えると人間の都合で環境を変えることはもうやめた方が良いのではないだろうか。これから一番大切なのは地球上の他の生物との共存共栄だと言うことを僕はナメクジの研究から学んだ。
夏休みも後半戦に突入。あせって自由研究をはじめたご家庭も少なくないと思われるが、長田さんのような「情熱」が一番大切なのかもしれない。
「ナメクジに立入禁止を知らせる研究」
http://park2.wakwak.com/