美味しくて安全なランチをオフィスまで届けてくれる
オフィスに勤務する人にとって毎日の昼食は割と大きな関心事だったりするのではないだろうか。社員食堂があれば、バランスのとれた食事を安くいただくことも可能だが、それは一部の企業に限られている。
8月21日付の海外サイト「MarcelGreen.com」では、パリの街中でオーガニック食材を使ったランチをオフィスまでデリバリーしてくれるサービス、「ヴェリッシム」を詳しくレポートしている。とことん健康にこだわったこのサービスは、環境への配慮も忘れない。デリバリーの際に使われるのは、日本でもよく見かける小型車を改造したデリバリーカーではなく、自転車の前後に荷物を収納できるよう工夫された乗り物だ。
最近のフランスのランチ事情
フランスでは日本のように「お弁当」や「ランチボックス」が普及していないため、社外でランチを調達してこようとするとたいがいサンドイッチやファーストフードなどになってしまう。ひと昔まえは、「フランス人はランチに2時間くらいかけて、ビストロでのんびりと食事をする……」などというイメージが定着していたようだが、最近はフランス人もランチは「ささっとあっさり」済ませる人が多いようだ。
ヴェリッシムの創業者の一人、ソフィーさんは、パリでジャーナリストとして働いていたが、バランスのよい美味しい昼食を見つけるために毎日苦労していたという。そんな時、インド帰りの友人から、インドでは昼食時に各家庭からお弁当を受け取り職場まで宅配するサービスがあるという話を聞いた。
自転車に乗った可愛い小鳥がトレードマーク
そこでソフィーさんもクリストフさんという仲間とともにヴェリッシムを起業した。ヴェリッシムは安全で美味しくてバランスのとれたメニューを日替わりで提供している。メニューはホームページで確認できる。注文してから10分から30分で会社まで届けてくれ、事前に予約しておくことも可能だ。
トレードマークは帽子を被って自転車に乗った可愛らしい小鳥。メニューはフランスらしく「前菜・メイン・デザート」、または「前菜・メイン」「メイン・デザート」から選べるようになっており、それぞれ11ユーロ、9ユーロとなっている。
MarcelGreen.com
http://www.marcelgreen.com/vélissime
http://www.velissime.fr/