6月中旬から7月中旬にかけては去年より涼しかった
電気事業連合会は2012年8月20日、7月分の電力需要実績(速報)を更新。7月の電力需要は、電力会社10社販売電力量合計で685億kWh、対前年伸び率で6.3%減と発表した。
一般家庭では、節電の取り組みが広く浸透したことによる影響や、検針期間が前年に比べ短かったことなどが考えられる。また、6月下旬から7月中旬の気温が前年に比べて低かったことで冷房需要が減少したことも一因し、昨年比12.4%減に。
一般家庭や企業において節電活動が浸透したのも一因
一方、業務用においても、前年度に比べ低めに推移した気温の影響で冷房需要が減少したことや、オフィス内での設定温度の徹底など、一層節電に取り組んだ影響などから、こちらは3.2%減であった。
ちなみに、産業用需要の大口電力は1.8%減と、2ヵ月連続で前年実績を下回っている。これは、鉄鋼以外の主要業種において前年実績を下回ったことなどによるもの。
電気事業連合会
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