エコ補助金の期待大
イギリスでは、今、エネルギーの消費量を減らし、二酸化炭素の排出を抑える低炭素住宅への関心が高まっているという。エネルギーコストの値上がりに加え、秋から始まる環境保護政策グリーンディールによる補助金が期待されることが要因だ。
しかし、低炭素住宅にすれば月々の光熱費が節約できるもののリフォームや建て替えのコストは決して安くはない。そこでEcologistは、失敗のない低炭素住宅リフォーム、建て替えについて解説している。
リフォームの優先順位を決める
まずは家でどんなふうに過ごす時間が多いか考えてみること。日中は外に出ているのか、それとも家のなかで過ごすことが多いのか。それによってどのように照明や冷暖房を設置するかは変わってくるはずだという。
土などの天然素材でできた壁は断熱効果が高い。予算が限られている場合は外壁を塗り替えるだけでも、冷暖房コストは削減できる。日曜大工が得意な人であれば、自分で行うことも可能だろう。また、屋根と天井の隙間などに断熱材を入れるのも効果大だ。羊毛や天然木材を使ったものは、コストが低い。
今が融資を受けるチャンス
今年末までであれば、グリーンディール以外にもThe CERTというエネルギーの効率化を目的とした補助金を受けられる可能性がある。また現在はどこの金融機関でも、低炭素住宅が対象であれば住宅ローンを受けやすいという。
ところでかかったコストはどれくらいで回収できるだろう? Ecologistによると通常は早くて10年くらいだという。
また重要なのは、どれだけのコストがかかったかを覚えておき、毎月の光熱費をチェックすること。ケチくさいと思うことなかれ、光熱費の節約は省エネ、二酸化炭素の削減につながる。ひいては地球の未来のためなのだ。
Ecologist
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