新たなパームオイルプランテーションのための大規模伐採
アメリカのパームオイルメーカー、ヘラクレスとその子会社であるサスティネイブル・オイル・カメルーンは、持続可能なパームオイル生産のためのロビー、Rundtable on Sustainable Palm Oil(RSPO)から脱会した。
これは、WWFカメルーンおよびその他の8NGO団体や世界中の専門家による、計画中のパームヤシプランテーションに対する抗議が原因だ。
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judy_breck自然保護団体などから抗議を受けてRSPOは、ヘラクレスに対し当面の伐採を中止するよう勧告したのだ。脱会によってヘラクレスはRSPOを盾にすることはできなくなったが、熱帯雨林は危険にさらされている。
プランテーション用地は、地球上でもっとも生態学的に貴重な地域の一つ
この新たなプランテーションのために、4つの保護地区に囲まれた7万haの森林の伐採を計画している。プランテーション用地とされている地区は、地球上でもっとも生態学的に貴重な地域の一つである。
この地域には、チンパンジーやマルミミゾウ、ヤマネコ、コロブスサルなどの絶滅の危機に瀕している動物の生息地域である。また地元住民にとっても、生活の基盤を支える貴重な自然区域である。
WWFドイツのアフリカ専門家は、地元の公共団体や他の保護団体と共同でこのプランテーション計画と戦っていく事を宣言している。
WWFドイツ
http://www.wwf.de/2012/september/schmutziges