急速充電性能(高回生性能)、長寿命性能などが評価
株式会社東芝(東京都港区)は2012年9月6日、スズキ株式会社の新型「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」に搭載されるアイドリングストップシステムのバッテリーに、二次電池「SCiB」が採用されたことを発表した。
「SCiB」は、6000回を超えるサイクル寿命や急速充電性能、高出力性能、低温動作など、高い安全性を確保しながら優れた性質を持つ二次電池(充電式電池)。
減速時の運動エネルギーを高効率に充電する、スズキ独自のエネルギー回生機構「ENE-CHARGE」を搭載した新型車において、過酷な使用条件下でも短絡や劣化が起こりにくいチタン酸リチウムを使用する「SCiB」が採用。
アイドリングストップ車専用の鉛バッテリーと併せて使用
今回納入する高入出力3Ah SCiBセルは、容積あたりの回生受入れ能力が高く、コンパクトなサイズながら大電流を受入れ、蓄電することができる。低温での受入れ能力も高く、急激にエネルギーの入出力が必要なアイドリングストップシステムのバッテリーに最適。
今後は、高入出力SCiBの製品化や車載向け事業についてさらに加速するとともに、新たな市場での事業も拡大していく。
東芝:ニュースリリース (2012-09-06):二次電池SCiBがスズキの新型ワゴンRのアイドリングストップシステムに採用
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_09/pr_j0601.htm