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食べることの責任とはなにか?学食を通して自覚

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食べることの責任とはなにか?学食を通して自覚

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食は大量のCO2を排出していた
個人の日常生活の行動の中でCO2排出のトップに君臨するのは「食」だ。そして食または食産業が排出するCO2は世界の総量の実に3分の1に相当するという。海外サイト「Marcel Green.com」では、学食の食事を通して学生たちに食の責任を知ってもらおうという目的から活動を開始した「持続可能なレストラン」を紹介している。

フランス国立統計経済研究所のデータによると、2010年から2011の間、大学やグランゼコール(高等専門教育機関)に通う学生は1,437,104人であったという。その中の何パーセントかはキャンパスの外で食事をすると考えても、大半は「レストユ」と呼ばれる学生食堂で食事をとると考えられる。

持続可能
image by channelship
「持続可能なレストラン」ラベル
「持続可能なレストラン」ではまず学食の食事の原材料やその運搬方法、産地、鮮度などについて細かく項目を定め、さらには学食内での省エネを徹底したり、従業員はオーガニックコットン製の衣服を着用したりと、ありとあらゆる面から環境保護、食の安全、食を通しての社会貢献へのアプローチを実践する。そして、70項目にものぼる細かな規定を設け、基準をクリアするごとに参加している学食には「持続可能なレストラン」のラベルを獲得するためのポイントが加算されていくという仕組みだ。

食材選びの規定として、「産地は地元の有機野菜農家とする」や「コーヒー、紅茶、ココアはフェアトレード商品を選ぶ」「肉類は有機畜産物の規定を満たしたものを」など細かく決められており、食事の販売においては「ポリ塩化ビニールやポリスチレン製の容器は使用しない」「使用する石けんにはエコラベルがついていること」などこちらも細分化されている。

エネルギーに関しては「再生可能エネルギーの使用」「省エネ電球を」「節水機能付きの蛇口を使う」などこちらも多岐にわたる。さらには学生に向けた啓蒙、教育活動の実施という項目までリストには載っている。

食に目を向けることで世の中が見えてくる、画期的な企画である。

外部リンク

Marcel Green.com
http://www.marcelgreen.com/

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