ルクセンブルグで開発された空気圧で走る自動車、インドで量産化!?
インドの自動車メーカー、タタ社が空気だけで走る自動車の量産モデルの開発を進めている。
これは圧縮空気を動力にして走行するもので、技術自体はルクセンブルグのMotor Development International(MDI)社で開発された空気圧自動車プロトタイプ「Airpod」のものだ。この技術提供を受けたインドの自動車メーカー、タタ社が量産モデル化を進めている。開発は順調で、数年後にはインド国内でのシリーズ販売化が可能になる見通しだ。
タンクには175リットルの空気を貯めることができ、走行距離はおよそ220km、時速70kmでの走行が可能。
環境にもお財布にもやさしい究極のエコカー
動力となるのは圧縮空気で、エンジンのシステム自体は従来のものと大きな違いはない。違う点は、空気がすでに圧縮されていることで、自動車はガソリンなどの燃料を一切使用しないためゼロ・エミッションを実現している。
わずか220kgの軽量なボディを持つこの車、販売価格は5000-7000米ドル程度になりそうだとのこと。燃料コストも非常に低く、走行100km当たりでおよそ50セント(約50円)だ。
非常にコンパクトなボディで、前面に運転席と後部のトランクにあたる部分に、大人2人、子どもなら3人が座ることのできる後部シートが後ろ向きに取り付けられている。
動くAirpodのビデオは下のリンクから。
Motor Development International:MDI
http://www.mdi.lu/english/index.phpWelt
http://www.welt.de/wissenschaft/article108898051