エコでイメージアップを
イギリスを拠点とするシンフォニー・インターナショナルが、アフリカ、ルワンダで地元企業と連携して、生分解性プラスチックを使った地球にやさしいプラスチックバッグを生産する計画を立てていると、allAfrica.comが伝えた。
シンフォニー・インターナショナル側は「実現の可能性については、ルワンダ貿易・産業省によって政府レベルでの十分な調査がなされている。私たちの技術を使って、ルワンダで地球にやさしい製品を生み出すことができれば」と話す。
現在シンフォニー・インターナショナルは、工場の建設に向けて投資計画を立てているところだというが、正確な投資額はわかってない。また、肝心の連携先の企業についてもあきらかになっていない。
大臣は意欲満々だが…
最大の課題はコストの問題だ。現在のところ、バッグの原料となる生分解性プラスチックは海外から輸入する以外の方法がなく、コストがかかりすぎる。これでは価格面において世界の市場で勝つことができない。
生鮮食品を輸出している会社の経営者は、このような包装材を購入していたら、利益があげられないという。実現にあたって克服すべき深刻な問題だ。
ルワンダの貿易産業大臣は「コストが高くつくことはわかっているが、この機会を逃がすのはもったいない」と勇み足の姿勢だ。しかし、実現のためには、マテリアルの開発も含めた投資、技術協力が検討される必要があるだろう。
allAfrica.com
http://allafrica.com/stories/201209100279.html