次期大統領の課題は、エネルギー供給における輸入への依存から脱却すること
ドイツのメディアが、オバマ米大統領とロムニー候補がそれぞれ示しているエネルギー政策の比較を行なっている。
米国の次期大統領選では、エネルギー政策がひとつの焦点となっている。このテーマは、選挙戦の中でももっとも物議を醸す分野なのだ。
次期米大統領には、エネルギー供給において輸入に依存している割合を減少させるという課題がある。オバマ米大統領とロムニー候補は、それぞれ基本的に従来のエネルギー源の維持というポジションを取っているものの、目標達成への道に関しては真っ向からぶつかり合っているのだ。
環境問題への意識が高いオバマ大統領、従来のエネルギー源を支持するロムニー候補
オバマ大統領が主張するエネルギー政策は、利用可能なすべてのエネルギー源を最大限利用するというもの。しかしその際、環境保護はトップテーマに掲げられている。2010年以降現在までに、数十万の修業の場がクリーンエネルギーセクションで生み出された。
クリーンエネルギー関連のプロジェクトは、ウィンドパークやソーラーパークから地熱、バイオ燃料まで多岐にわたる。そして少なくともソーラーエネルギー市場は、継続的に成長を続けているのだ。
しかしロムニー候補は、このオバマ大統領のエネルギー政策を厳しい言葉で批判している。「大統領は環境ロビーに忠実であり、石油や石炭と戦争をしている」というのがロムニー候補の主張だ。
”グリーン”は大きな資本気が必要であり、修業の場を脅かすが、ガスや石炭、原子力エネルギーはより多くのポテンシャルを持っている、という根拠から、ロムニー候補は従来のエネルギー源を全面的に推している。
Mittelbayerische
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