世界2000都市以上で開催
今月9日、ベトナムの古都ホイアンで、ベトナムとしては初めてのカーフリーデーキャンペーンが行われ、5000人以上の人々が参加した。
カーフリーデーは、1997年にフランスのラ・ロシェッルで 始まった運動で、1日車を使わずに過ごすことで、車のない都市環境を体験し、生活を見直そうというものだ。現在は40か国約2300の都市に広がっている。
ホイアンは世界遺産にも登録されている古都で多くの観光客が訪れる都市。参加者は、自転車と徒歩で町を回り、地元の人々や観光客に車に頼らない街づくりをアピールした。
Eco-business.comによると、参加者らは「このキャンペーンが自動車中心の生活を見直して、自転車や電動自転車に乗ったり、歩いたりする機会を増やすきっかけになったらうれしい」と話したという。
このイベントには日本から、ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー・ジャパンのコーディネーター望月真一さんもかけつけ、ベトナム初のイベントに参加できた喜びを語った。
世界遺産だけじゃないエコの先進都市に
ホイアンでは、2002年から古い町並みの歩道整備に取り組むなど、環境にやさしい街づくりに取り組んできた。3年前からネイチャーデーという環境イベントの開催地になっており、過去には、プラスチックバッグの使用をやめ、エコバッグの使用を呼びかけるキャンペーンも行った。
ホイアンの住民のひとりはこう語る。「イベントを通して、私は環境保護のために努力することの大切さに気づきました。今、私は買い物に行くとき、布製のバッグを使います。車の排気ガスやプラスチックバッグのない都市にするために市民どうしが手をとりあっていく必要があると思います」。
ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー
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