ダクトからの風で発電 2店舗に導入
京都の王将フードサービスが、ダクトから排出する風を利用して発電する小型風力発電機を「餃子の王将」三雲店(滋賀県)、草加店(埼玉県)の2店舗に導入した。
導入されたのは東京・港区のエルステッドインターナショナルが販売する、最大出力500ワットの風力発電機。風速3メートルで羽根が回転するが回転速度は低く騒音も少ない設計。風の方向に合わせて羽根の向きが変化し強風にも対応しており、発電量は風速8mで約150Wh、満充電時は80Wの蛍光灯が30時間使用可能となる。
同装置を店舗屋上にある排気ダクト付近に設置し、ダクトから吹き出す風で発電をするという仕組みをとっている。
王将の環境への取り組み
王将フードサービスでは、LED照明の導入や窓ガラスの遮熱、太陽光発電などに力を入れ、省エネ効果を高めた店舗運営をアピールしている。今後は、小型発電機の設置店舗を増やしていく予定。
平成21年度食品リサイクル推進環境大臣賞を受賞するなど、環境への取り組みには定評のある王将フードサービス。同装置の導入によりさらなる省エネを実現する。
餃子の王将
http://www.ohsho.co.jp/エルステッドインターナショナル
http://www.oersted-international.com/