そもそも比較できる事柄ではない
9月16日付けの海外サイト「ROMANDIE」では、フランスと日本の原発をめぐる状況について言及したデルフィーヌ・バト、フランス環境・持続可能開発・エネルギー大臣のコメントを掲載している。
日本では段階的に脱原発を推進していくことを政府が発表し、フランスのオランド政権下でも減原発にむけて舵をきった。一見共通するかに思える両国の政策であるがバト氏は、「日本とは状況が違う。比較できるものではない」と釘をさした。
image by Lourenço Tomásフランスはこの先も原発と共に
日本の原発由来の発電は30%ほどであるのに対し、フランスは実に75%もの発電を原発が賄っている。その時点ですでに日本との状況の違いは明らかであるとバト氏は強調。
さらに、オランド政権が推進するのは現在の原発発電の比率を2025年までに50%にまで引き下げるいわゆる「減原発」であって、CO2を排出せず、コストパフォーマンスの良い原発は将来的にもフランスにとって重要なエネルギー源であり続けるということを明言した。
ROMANDIE
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