ラテンアメリカ最大の風力発電複合施設、建設開始
ブラジルのポルト・アレグレからおよそ500km南に位置するサンタ・ヴィトリア・ド・パルマーに、ラテンアメリカで最大の風力発電複合施設ゲルバトゥ(Geribatu)が建設されることになった。
先週金曜日14日にスペインのガメサ・コーポレーション・テクノロジカが、完成すれば258メガワットの発電量を持つことになる巨大プロジェクト、ウィンドパーク・ゲリバトゥの施設建設計画への契約にサインをした。
この施設が完成すれば、1500人以上の直接的・間接的な雇用を生み出し、フル稼働すると、年間957,000メガワット時の電力を供給することになる。これは、ブラジルの51万世帯、160万人の年間電力需要に相応し、同時に毎年37万トンのCO2排出量を削減することになるとのこと。
ラテンアメリカの再生エネルギー先進国ブラジル
ブラジルは現時点で全エネルギー需要のおよそ47%を再生可能エネルギーで賄っており、ラテンアメリカにおけるクリーンエネルギー利用を先導する役割を果たしている。
同時にブラジルは、Climascopio2012によれば、ラテンアメリカでもっとも市民経済が発展している国であり、クリーンエネルギーによるエネルギー供給が大きな割合を占めている唯一の国でもある。
2013年中頃には早くも施設の一部が完成し、電力供給が開始されるが、施設全体の建設完了は2014年末を予定している。
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