エコへの関心を逆手にとる業者
節電意識の高まりによって、太陽光発電をはじめとする再生エネルギー関連事業が注目を集めている。その流れに便乗し強引に勧誘してくる悪質な業者に、注意が必要だ。
神奈川県中郡二宮町は、2012年9月、太陽光発電システムに関連した勧誘トラブルが起きていることを公表し、悪質な業者への注意を喚起している。
寄せられた事例では、自宅を訪問してきた業者が「同町でモデルケースとして、ソーラーパネルの設置を行っている」と説明し、契約を急がせ、また、電話番号などを聞き出そうとしたという。
同町では、住宅用の太陽光発電システムについては設置者に補助金の交付を行っているが、行政としてのソーラーパネルの設置および勧誘行為はしていない。
全国的にも注意が必要
太陽光発電システムに関する勧誘トラブルは、全国的にも多発している。
国民生活センターのまとめによると、「訪問してきた業者から長時間にわたる勧誘を受け、契約してしまった」「必要のない太陽光発電システムを、家族が契約させられてしまった」「業者から説明のあった最低発電量に達しない」といった事例がある。
業者の巧みなセールストークで、冷静に考えられない状況を作り出すケースや、虚偽の情報を提供するケースが多い。悪質な訪問販売、詐欺的商法には要注意だ。
神奈川県二宮町であやしい太陽光発電システム訪販業者あらわる|環境ビジネスオンライン
http://nls.kankyo-business.jp/c/太陽光発電補助事業|二宮町ホームページ
http://www.town.ninomiya.kanagawa.jp/kankyo/ソーラーシステムの訪問販売|国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/solar.html