本場オクトーバーフェスト、オープン!
いよいよ、ミュンヘンっ子達が一年でもっとも楽しみにしているオクトーバーフェストが、22日から始まった。
このおよそ2週間のイベントでは、毎年300万キロワット時の電力が消費され、1300トンあまりのゴミが出される。恐ろしいほどの環境破壊とも言えるこのイベントだが、会場では様々な配慮が行われているのだ。
このイベントには毎年、合計1000団体以上の移動遊園地や飲食業、小売販売業の出店希望が集まる。実際に出店できるのはこのおよそ半分だ。
1995年から事業者の選択にエコポイントの加算が導入された。希望者が提出しなくてはならない出店コンセプトに、ソーラー発電施設、LED証明、エコ製品の取り扱いや生分解性のオイルの使用などがあると、加点されるというシステムだ。
レープクーヘン購入で、各自が環境への負荷を相殺
さらに今年のオクトーバーフェストには、気候保護のためのレープクーヘンが登場した。この売上の一部が、気候保護関連のプロジェクトに寄付される。
この寄付金を通じて、ミュンヘンの郊外から公共交通機関を利用してオクトーバーフェストの会場へ行き、ビールをジョッキ一杯、鶏の丸焼きハーフサイズ、プレッツェルを一つ消費した人が環境に与える負荷を相殺して、ゼロ・エミッションを実現しようというものだ。
Bayerischer Runudfunk
http://www.br.de/wiesn/oeko-wiesn-100.htmlオクトーバーフェスト公式サイト
http://www.oktoberfest.de/de