”製造過程における温室効果ガスの排出は、使用時の65%以上”
今月1日ドイツで、ノートパソコンの頻繁な買い替えは、環境に与える負荷が大きいとするスタディの結果が発表された。
これは、独エコ・インスティチュートと独フラウエンホーファーIZMが、独連邦環境省の委託を受けて共同で行ったスタディの結果だ。
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それによれば、ノート型パソコンを製造する際に環境に与える負荷は非常に高く、例え非常に高度な省エネタイプのノート型パソコンであっても、現実的な寿命を終える前にこれを相殺することはできない、と結論づけている。
最新のノート型パソコンは、古い型よりもおよそ10%エネルギー効率が改善されているが、これは数十年後にようやく負荷と相殺される程度なのだ。
”寿命をおよそ5年とすると、製造過程で排出されるCO2は36%しか相殺されない”
「例えば、現時点から2世代後のモデルが、非現実的ではあるが70%のエネルギー効率の向上に成功したと仮定しても、新しいモデルに買い換えることで環境負荷の相殺効果が得られるまでには、13年掛かる」と、このスタディのプロジェクトマネージャーであるエコ・インスティチュートのシッダール・プラカシュ氏は言う。
本当に環境のことを考えるのであれば、省エネタイプの最新モデルに次々と買い換えるのではなく、現在使用しているマシンを可能な限り使用し、買い換える時には中古品として次のユーザーに譲ることが望ましいとのこと。
Oeko-Institut e.V.
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