飲料製造のエネルギーの大半をカバー
アメリカの再生可能エネルギーのデベロッパー、マス・エナジーは、アトランタでごみ埋立地からメタンガスを回収して、電気や蒸気、冷水を供給するためのエネルギー設備を開発した。
Waste management worldによると、このシステムでは、ごみの埋立地から発生するメタンガスを吸い集め、長さ6マイルのパイプラインを通じて、エネルギーの発生設備へと送るという。
発電の際に出る排熱は、温熱や冷熱に利用するほか、蒸気をおこし、さらに冷水をつくるのに使われる。電気、温熱、冷熱、冷水を一度につくりだすことのできるこの設備は、飲料製造業が必要とするエネルギーの大半を供給することが可能だという。
2万400トンの二酸化炭素削減に
この設備は、近々コカ・コーカ社で採用される予定だ。コカ・コーラ社は「このプロジェクトは、アメリカ環境保護局からも、もっとも大規模なグリーンエネルギーを供給する設備とお墨付きがついている」と評価している。
この設備は、少なくとも年間4800万キロワットのバイオマスエネルギーを供給することができ、二酸化炭素の排出量削減に大きく貢献する。コカ・コーラ社はこのシステムを採用することによって年間2万400トンの二酸化炭素を削減できるとみている。
Waste management world
http://www.waste-management-world.com/index/display/コカ・コーラ
http://www.thecoca-colacompany.com/ourcompany/index.html