神戸の夜景がより整備される
兵庫県神戸市は、「デザイン都市・神戸」の都市ブランド力の向上を目的とした「夜間景観形成実施計画(都心・ウォーターフロントエリア)」の概要を発表した。平成16年3月策定した基本計画の地区別実施計画をまとめている。三宮からハーバーランドまでのJR以南を中心に、HAT神戸や北野・トアロード周辺なども含む「都心・ウォーターフロントエリア」が対象だ。
既存の夜景資源を活かしながらのひとつひとつの光の質の向上や、不要な光をなくして主役を引き立たせるような光の整理、そして省エネルギー化などの地球にやさしい光環境の創造をテーマに掲げる。
さまざまな光のコンセプトが楽しめる
市役所前のフラワーロードの整備では、「都心を貫く『シンボリックな光』の演出」をコンセプトに、既存の街路灯に代えてLED照明を置き、「光のミュージアム」として街路樹などを照らし出す。このLED化で約35%の節電効果があるという。
各地区において「落ち着いた風格のある『大人の光』の演出」や「活気ある『賑やかな光』の演出」、「海辺に映りこむ『きらびらかな光』の演出」などコンセプトを掲げ、滞在型観光の促進や商業・文化の振興を図る。
住民にも理解を求める街全体での取り組み
効果的なライトアップを演出する一方で、街並みにはそぐわない照明の明るさや色彩を景観条例で規制することも検討していく。
神戸市からのお知らせ(記者発表資料)
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/