東芝の産業用コンピュータ最新モデルは
処理能力が約4倍向上
株式会社東芝(東京都港区)は4月29日、スリム型の産業用コンピュータシリーズの最新モデル「FA2100SS model 500」を販売すると発表した。同モデルは業界で初めて第3世代インテル Core i7プロセッサを搭載し、従来機種の「FA2100S model 300」と比べて処理能力を約4倍向上した。東芝は同製品を大容量データの高速処理が求められる検査装置や医療機器、放送機器やセキュリティ監視システムなどの市場を中心に拡販していく予定。5月7日から販売を開始する。
ほかにも産業用コンピュータとして初めて採用されるUSB3.0やPCI-Express 3.0などの最新の高速外部インターフェイス、高性能オンボードグラフィック機能を搭載し、CPUの高速処理性能とあわせて大量データの高速処理を可能にした。
エネルギー消費効率も低減
高速処理を可能にする一方で消費電力を同等以下にし、エネルギー消費効率を約73%低減した。
OSにはWindows 7 Professional/Windows XP Professional/Windows Server 2008 R2 Standardを用意、拡張スロットとしてPCIバススロットも2スロット搭載。
産業用コンピュータに求められる24時間連続稼動を前提とした信頼性、拡張性、メンテナンスの容易さ、さらに長期供給性を備え、産業用コンピュータ市場の高速処理性能やインターフェイスの高速化への要求に応える。
東芝「ニュースリリース」
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_04/pr_j2901.htm