駿河台新館がトップクラスの環境性能ビルとして完成
三井住友海上火災保険は、新たに完成した駿河台新館(千代田区神田)を、5月1日から使用開始した。2013年予定の本社ビル統合事業の一環。
新館は、最新の省エネ技術を採用した都内トップクラスの環境性能ビルで、一般のオフィスビルエネルギー消費量と比べ、約40%のエネルギー削減ができる。
この特徴は、屋上に太陽電池パネル(最大出力30kW)の設置、排水再利用システムの採用、事務所照明のセンサーによる自動調光・点滅、周辺大型施設への空調用水供給による地域冷暖房施設の設置、外壁にダブルスキン外装&自然換気システム採用での断熱効果を図ったこと。
さらに、災害時での事業継続性の確保のため、高い耐震性と停電・断水等に備える各種設備・システムを設けた。そして同ビルは、周辺住民や帰宅困難者の一時避難場所としても活用できる。
同社では、これまで都心のビル緑化のトップランナーとして、隣接する駿河台ビルの屋上庭園などの地域緑化に取り組んできており、2013年には両ビル敷地面積の40%強を緑化する。かつ新館敷地には、生物多様性の観点から鳥や蝶が好む樹種を植栽、皇居と上野公園をつなぐエコロジカル・ネットワークの形成を目指している。
発表記事
http://www.ms-ins.com/news/fy2012/news_0502_1.html三井住友海上火災保険(株)
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