厚生労働省.が電力需給のひっ迫が見込まれるこの夏、職場での熱中症への注意を呼びかける

厚生労働省は、こ平成23年の職場での熱中症による死亡災害発生状況をまとめた。

(熱中症を防ごう！パンフレット)

昨年の職場での熱中症による死亡者は18人と、記録的な猛暑となった平成22年の47人からは激減したが、依然として多くの人が死亡していることから、熱中症予防対策の的確な実施が必要となっている。

業種別にみると、「建設業」（7人←平成22年17人）、「製造業」（0人←同9人）、「農業」（2人←同6人）、「その他の業種」（4人←同10人）では、大きく減少したが、警備業（3人←同2人）、林業（2人←同1人）で増加している。また、昨年は、例年と比較すると6月に多く発生し、44％が作業開始から4日以内に発生している。

この結果を見ると、全般的に「熱中症対策」を意識してトータルの死亡ケースは減ったが、必ずしも猛暑でなく体が慣れてないシーズン初期に熱中症になることが多いともいえる。
職場での熱中症の予防について。
(厚生労働省報道発表資料/暑い日は作業計画の見直しを！昨年の傾向や今夏の節電計画に基づいた平成24年の職場での取り組み～より引用)

今年の夏は、例年並みかそれ以上の暑さが予想されていることと、電力需給のひっ迫が見込まれるため、平成24年も熱中症に対する予防対策を重点的に実施する(平成24年５月通達。下記概要、参考２参照)。

厚生労働省はこうした対策に基づき、都道府県労働局・労働基準監督署による事業場への指導、ポスターやパンフレット(参考3参照)の配布などの取り組みを推進していく。



厚生労働省報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/h24_nettyuuchou.html

(参考2)平成24年の職場での熱中症予防対策の重点的な実施について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000029dal-att/2r98520000029dq6.pdf

(参考3)熱中症を防ごう！パンフレット
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000029dal-att/2r98520000029dpz.pdf