認証を受けたエコ電力、昨年のエンドユーザーへの供給量が900ギガワット時に
ドイツのエコ電力認証団体、Gruener Strom Label e.V.(略称GSL)は、今月22日ボンで、この団体によって認証されエンドユーザーに供給されたエコ電力の総量が、2011年度900ギガワット時にのぼったと発表した。
これにより、GSLが認証したエコ電力の総量は2010年度から170%増加したことになる。GSLは2012年度もこのまま上向きの成長を続けるだろうと期待している。
エコ電力の料金は通常の電力料金よりも割高に設定されている。この上乗せされている分を運用して、新たなエコ発電施設やパイロットプロジェクトの助成や運営する資金にしている。そうしてエコ電力のエンドユーザーが、エネルギー革命のための投資は、年間5百万ユーロにもなるとのこと。
エコ電力需要の急成長のきっかけは、福島原発事故
昨年度、エコ電力の需要が急増した原因について、GSLの代表ローズ・へマース氏は、福島原発事故が多くの人々や企業、公共団体に、原子力発電による電力からエコ電力へと乗り換えるきっかけを与えたため、と語った。
現在、GSLによって認証された電力供給企業は、供給範囲が連邦全域の大企業から、限定された地域内のみのローカル企業まで100以上もある。GSLの公式サイトでは、郵便番号を入力すると、その地域で利用可能な企業のリストを検索できるシステムが公開されている。
Gruener Strom Label
Ökostrommenge mit Grüner Strom Label hat sich 2011 mehr als verdoppeltDer Globalist
Grüner Strom Label zertifiziert 2011 900 Gigawatt