なんと約100キロもの食べ残し
5月25日付け仏サイト「GoodPlanet.info」では、環境保護団体France Nature Environnement(フランス自然環境)が家庭やレストラン向けに開始した、食べ残しを減らすための活動についてレポートしている。
FAO(国際連合食料農業機関)の調査では、一年間の各家庭における食料廃棄量は20-40キロにのぼり、これにレストランでの廃棄量を加えたとすると、ヨーロッパで毎年一人当たりが捨てる食べ物の重量は95キロに達する。
この事態は飢餓に苦しむ人々に対する道徳的観点からの問題をはらむばかりでなく、食物を生産するうえでのコスト(農業用地、農薬、水、燃料など)が無駄になっているという大きな問題をも突きつける。
捨てる前のアイディアレシピ
France Nature Environnementはまず、「家庭」「レストラン」「学校給食」の分野の協力団体において、食べ残しの計量を行った。捨てられるものを改めて見てみると、ほんの少しだけいたんだ野菜や果物、固くなったパンなど廃棄物の75%ほどはまだ食べられるものであった。
そこで次に、団体は廃棄物の計量を、派遣した「コーチ」のもとで行うよう指導した。その際その廃棄しようとしている食材を使用して作ることが出来るレシピを提供したり、その他の活用法を提案したりし極力廃棄量を減らす取り組みをした。
さらに今年9月には、今までゴミ箱行きだった食材を「シェフ」の手で美味しい一品に変えてもらおうという企画も考案中だ。
GoodPlanet.info
http://www.goodplanet.info/Contenu/Depeche/Gaspiller-moins-d-aliments-pour-soi-et-pour-la-planete/(theme)/307France Nature Environnement
http://www.fne.asso.fr/