従来の照明では、テスターが汗を!?
株式会社ファンケル(横浜市中区)は、今後3年がかりで、全ショップでの
LED照明の導入を目指すとしている。
同社の営業本部店舗開発部は、LEDのメリットは省エネ効果だけではないとしている。
以前は『テスターが汗をかいている』『サプリメントが熱くなっている』という、照明の熱が原因のご意見をいただくことも多かったが、LEDにしてからはほとんどなくなった。熱や湿度にデリケートな化粧品、食品などを扱う店舗では、省エネだけでははかれないLEDの良さを実感している」
ショップの照明をLEDに変えたことで、テスターの品質の劣化が抑えられ、また、より安心・安全な条件下で、商品を提供することが可能となったという。
照明もメイクも、敵は「白浮き」!
単純に、既存の照明をLEDに置き換えるだけではない。照明はショップ全体のイメージを左右する。
同社では、「LEDの白い光が明るすぎると店舗の敷居が高くなり、入店しづらくなってしまう」点を危惧してきた。白浮きを軽減し、温かみのある明るさを目指して、各店舗ごとに雰囲気づくりに工夫をこらす。
2012年3月20日、ファンケルはブランド再構築に向けた取り組みをスタートし、全国店舗を順次改装している。このリブランドにあわせて、照明変更も進めていく見込み。
同社は、
「全店導入を目指して今後も店舗設計をしていきたい」としている。現在、全店舗177か所のうち3分の1が、LEDへの変更を終えている。今後は3年がかりで、残りの照明をLEDに変更する計画だ。
ファンケル、全店でLED導入へ|環境ビジネスオンライン
http://www.kankyo-business.jp/column/001931.php