万が一の停電でも最寄り駅まで走行することができる
東京モノレール株式会社(東京都港区)は2012年5月15日、新たに地上大容量蓄電設備を導入すると発表した。品川変電所へは2013年3月、多摩川変電所へは2014年3月の導入。
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川崎重工業製ニッケル水素電池「ギガセル」を使用
今回導入するバッテリーは、川崎重工業株式会社が開発した「ギガセル」。高速充放電が可能な新型ニッケル水素電池であり、2011年4月に共同で実証試験の結果導入を決定した。
ブレーキ時に発生する電力も貯電できる
この設備の導入により、万が一の停電の際でもバッテリーに蓄えられた電力により、駅の間で停車してしまった列車も最寄り駅まで走行させることが可能となる。
また、省エネ車がブレーキをかける時に発生する電力も貯蔵できるので、この電力を他の列車の運転用電力に有効活用することで、省エネ化も期待される。
地上大容量蓄電設備(ギガセル)を導入します ~停電時でも最寄り駅までの走行が可能となります~(PDF)
http://www.tokyo-monorail.co.jp/news/pdf/press_20120515.pdf