初の大陸間飛行
5月23日付けのスイス「ARCINFO.ch」は、現地時間の24日朝6時45分、ソーラー飛行機「ソーラーインパルス」の初の大陸間飛行が予定されていることをレポートしている。ソーラーインパルスはスイスのベルトラン・ピカール氏(冒険家、発明家)により開発が進められてきた。
この飛行機の最大の特徴は、従来の飛行機とは違って一切化石燃料を使用しないこと。太陽エネルギーのみで飛行する。現在までに、ヨーロッパ大陸内での飛行実験は行われてきたが、今回は海を越え遥かモロッコ、ラバトの地を目指す。
モロッコに大規模ソーラープロジェクト
ソーラーインパルスはスイス西部パイエルヌを出発し、金曜朝2時頃にマドリードに操縦士交代のためいったん寄航する。パイエルヌからマドリードまでの操縦を担当するのは、テスト操縦士として開発段階からプロジェクトに参加しているアンドレ・ボシュベルク氏。マドリードからモロッコのラバトまでを、ベルトラン・ピカール氏が担当する。
ソーラーインパルスのプロジェクトチームはさらに、モロッコにおける巨大太陽熱発電所の建設にも参加を予定している。建設予定地はモロッコ中部ワルザザートで、かつてないほどの規模になるということだ。
ARCINFO.ch
http://www.lexpress.ch/fr/suisse/solar-impulse-decollera-demain-de-payerne-pour-rallier-le-maroc-566-459675SOLARIMPULSE
http://solarimpulse.com/