iPad用の省エネシミュレーター
ドイツのデジタルコミュニケーションエージェント、Stoll von Gátiが、シュヴェービッシュ・ハル建築貯蓄金庫(Bausparkasse)から委託を受けて、iPad用のアプリを開発した。
これは、住宅に省エネ措置を行った場合に、どのくらいの省エネ効果が得られるのかをシミュレーションするアプリだ。iPad用のアプリの初期モデルは、すでに今年の1月から販売されているが、今回、iPhoneやその他のAndroidスマートフォン用のアプリ開発が発注された。
開発に掛かった期間の半分を、ユーザインターフェースづくりに費やしたとされるこのアプリは、誰でも手軽に扱えることが売りだ。建物の省エネ措置によって得られる光熱費の節約効果や、どこに省エネのポテンシャルがあるのかを、3-Dモデルを使って簡単に分かりやすく表現する。
ソファでくつろぎながら、建物の省エネ措置の効果をシミュレート
ユーザーはまず、この省エネアプリを端末にインストールし、建物の基本的なデータを入力する。建物のプロフィールが出来上がったら、用意されているメニューから、省エネ措置を選択し、それを行うことによって得られる節約効果を試算させたり、比較することができる。
例えば、外壁により強力な断熱材を選択すると、画面の建物の3-Dモデルにもそれが表示される。さらにこのアプリは、最適の措置を提案し、それによって年間どのくらいの光熱費を節約することができるのかも教えてくれる。
初期モデルが好評だったため、現在では、この省エネアプリのiPhoneおよびAndroidスマートフォン用アプリと、インターネットバージョンが開発中である。
Sued West Presse
http://www.swp.de/crailsheim/lokales/crailsheimStoll von Gáti
http://www.stollvongati.com/de/aktuelles