職場の前には羊の群れが!
5月27日の仏サイト「la Nouvelle République.fr」では、フランス西部の都市ニオールの社会保険事務所(正確にはCPAM、医療保険一次金庫)が、所内の緑地の管理のために羊をレンタルしている模様をレポートしている。
事務所内のレストランのテラスからは、十数頭の羊の群れがのんびりと草をはんでいる姿が見える。なんとも牧歌的な風景だ。これは、おおがかりでコストもかさむ芝刈り機での緑地の手入れ方法にかわって採用された、いわば「羊の草刈り」で、Mouton Village(ひつじ村)というテーマパークから羊の群れと柵、自動給水機など必要なものいっさいをレンタルできるサービスだ。
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画像はイメージですローコスト、そしてヒーリング効果
事務所の職員であるジャック・デュボワさんは、「羊飼い」として二足のわらじをはくこととなった。この「羊の草刈り」の責任者であり、毎日羊達の様子を見てまわっている。
所内の緑地6.000平方メートルを芝刈り機で手入れした場合年間で4.000ユーロ(約40万円)ほどかかるのに対し、羊のレンタルには1.800ユーロ(約18万円)ほどしかかからない。
ランチタイムになると職員達は羊を撫でに柵の前にやってくる。「草刈り」の羊達は職員の「癒し」にも一役買っているようだ。事務所の責任者ティエリー・ルフェーブルさんは「奇抜だが魅力的なアイディア」と述べている。
la Nouvelle République.fr
http://www.lanouvellerepublique.fr/Toute-zone/Actualite/Environnement/n/Contenus/Articles/2012/05/27/A-la-Secu-de-Niort-les-moutons-rasent-gratis#
Mouton Village
http://www.moutonvillage.com/