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6月2日、フランスサイト「l'union」で、環境と経済の二方向から育児を考えるセミナーが開催された模様をレポートしている。フランス北東部マルヌ県ランスのコルベール公園にて、育児についての意見交換などを目的に結成された「Planète Parents」(planèteは地球、parentsは両親)という団体が、環境に優しく、かつ無理なく実践できる「赤ちゃんのお世話」のノウハウを他の複数の団体とともに紹介した。
賑わうさまざまな「抱っこひも」のブースや、家事用品を手作りするブース、また、使い捨てと洗うタイプの両方のおむつを使用した(両タイプとも環境に配慮されたもの)「おむつ交換」のデモンストレーションを行うブースもあった。
※画像はイメージですおばあちゃんの知恵は「エコロノミー」
「おばあちゃんの知恵」すなわち「シンプルで環境に優しいもの」に立ちかえる試みを、若いお父さんお母さんに広めようというのが今回のイベントの趣旨である、とPlanète Parents会長のアンヌ・ソフィー・ロランさんは述べている。
例えば、おむつとお尻ふきを手作りするならば、お尻ふきに使う汚れを落とすための塗布剤も自作するのだという。お湯とオリーブオイルをベースにして作るため、低刺激で環境にもよく、とても経済的だ。
環境維持は未来の世代へと受け継がれてゆくべきものなので、子供のころからの意識付けが大切なのだという。親と楽しみながら(たとえばこの団体が考案したゴミの分別ゲームなどを通して)エコを実践していくのが理想だ。
ただしいくら「エコ」であっても、実践にコストがかさむようでは長続きしない。今回のイベントでは、「エコロジー」で「エコノミー」、つまり「エコロノミー」な活動にスポットがあてられた。
l'union
http://www.lunion.presse.fr/article/Planète Parents
http://planeteparents.blogspot.jp/