託児所にソーラークッカーのプレゼント
財団法人No-Energyは、5月29日、ドイツのバンデンフェルドの託児所に、ソーラー・クッカーを寄付した。このソーラークッカーは、パラボラ型の反射板で太陽の光を集め、調理ができる温度まで熱するというもの。
No-Energy主催者であるクレーメンス・ヘルター氏が、託児所の敷地で、お昼ごはんのソーセージを焼くと、子どもたちは電気や燃料の必要ない調理器に興味津々だった。
この託児所では、日頃から地域の省エネプロジェクトなどにも積極的に参加している。今後は、このソーラークッカーを利用して、子どもたちに環境教育が行われる。
まずは省エネに取り組むべき
財団法人No-Energyは、何年も前から省エネや再生可能エネルギー、持続可能な発展といったテーマに取り組んでいる。団体の代表者であるヘルター氏は、ドイツ国内における最近の傾向に対して疑問を感じている。
最近ドイツ各地で、新しい送電施設や再生可能エネルギーの発電施設の建設が進められようとしている。しかし、そういったプロジェクトは国の助成金が取ってこられるような大きなビジネスばかりだ。
ヘルター氏は、政治家達は間違った方向に大金を流しているのではないか。施設を見なおしたり拡大する前に、今すぐにできる省エネのポテンシャルを見なおすことが先だ、と訴えた。
RP Online
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